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2005年7月13日 (水)

韮山反射炉

DSCF0174 幕末期の伊豆代官・江川太郎左衛門英龍は、ペリー艦隊が江戸港沖に姿を現したのを目の当たりにして国防の重要性を痛感し幕府の許可を得て大砲鋳造に必要な反射炉を築造しました。
 反射炉とは、炉の中に石炭などの燃料を入れ、発生した反射熱を利用し熱を1ヶ所に集中させて金属を溶かし大砲などを鋳造する炉のことです。造られた大砲は今の東京のお台場に据えられました。
 この反射炉は佐賀藩に次いで築造されたものですが、完全な形で現存する反射炉はここ韮山反射炉が唯一のものです。炉の高さは16m、構造的にも機能的にもその精巧さは今日の溶鉱炉にも匹敵するといわれています。 【MAP】

 韮山反射炉もそうですが、日本人の”ものづくり”は世界的にみてもきわめて優れた特質だと思います。少し前で言うと、LDやDVDも日本の技術が最初ですし、町工場の熟練した技術に関しても世界的な技術水準を持っています。その高い技術水準をかわれNASAから下町の工場に注文がある程です。

 平成11年12月に「第1回ものづくり懇談会」が開催されました。これは、ちょうどその頃に発生した茨城県の東海村の臨界事故や国産大型ロケット「H2」の打ち上げ失敗などを反省し、「ものづくり能力」の強化に向けて、当時の小渕恵三総理が提唱し開催に至ったものです。最近、発生したJRの脱線事故、航空会社の度重なる事故などを見る限り日本の”ものづくり”や”技術の伝承”についての対策は引き続き行っていかなければならないようです。

 平成19年11月に沼津市で「第39回技能五輪国際大会」が開催されます。団塊の世代のリタイアにより技術の伝承が危ぶまれている中で、日本の”ものづくり”をいかに伝えていくかをじっくり考える良い機会になるのではと思っております。
 ちなみに、今年の5月~6月に開催された「第38回技能五輪国際大会(ヘルシンキ大会)」での日本選手の成績は金メダル獲得数が5個 (これはスイス、南チロル・イタリアに並び世界第1位の成績)でした。次の沼津市大会での日本人選手の活躍が大いに期待されるところですね。

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