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2006年8月27日 (日)

夏期仏教講座に参加して

Dscf2020  本日、沼津の本光寺客殿にて、この時期恒例の”夏期仏教講座”に参加してきました。講師に國學院大学講師の金岡秀郎先生が招かれ、「観音信仰の広まりと深さ~日本人とモンゴル~」というテーマで講演をされました。講演は観音信仰が広まった歴史的背景を含む哲学的ものから、今注視されている日中関係を含む政治的な話題までとても幅広いものでした。

興味ある話を一つご紹介します。

 戦後の民主主義についてです。金岡先生は、「戦後の民主主義では、自己を主張することが重要とされ、今までの日本人が持ってた世の中や他人への”遠慮”という気持ちが薄れてきている」と述べられていました。この話を聞いて、思い浮かべたのが、いまグローバリゼーションの名の下に世界的に広がっている市場主義経済です。

 市場主義とは、私的利益を追求し、自由競争を展開する中で、「見えざる手」に導かれて社会的公益を最大化できると考える資本主義の伝統的な理念です。世界的に市場主義が広がるグローバリゼーションの中で日本も世界と競争していかなければならないのも事実だと思います。しかし、規律のあるルールのもとでの自由な競争を行うことが前提であり、それが守られない状況では、弱肉強食の世界になってしまうことも念頭に置いておかなければならないと思います。また、私自身、市場主義は決して万能ではないと思います。今までの日本人は”自分よりも他人を思いやる”、そんな資質を今の日本人より持ち合わせていたと思います。ボランティアの精神が自然と身に付いていたのではないでしょうか。

 自殺者数が交通事故者数の数倍にのぼる、現代の日本社会において、もう一度、このあたりを検証する必要があると思います。何事においても極端は避けなければならないと思います。行き過ぎた市場主義は避けなければなりませんし、市場主義とボランティア的側面はバランスを取りながら進んで行く必要があると思います。

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