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2015年5月19日 (火)

G7エネルギー大臣会合に出席!(報告版)

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おはようございます。岩井茂樹です。
 5月11日(月)から5月12日(火)の日程でドイツ・ハンブルグで開催された『G7エネルギー大臣会合』に出席してきました。
 この”エネルギー大臣会合”・・・過去の経産省からの出席者を調べてみると・・・、2008年に日本で開催されたG8エネルギー大臣会合には甘利経済産業大臣が、2009年にローマで開催されたG8エネルギー大臣会合には、二階経済産業大臣が、そして2014年にイタリアで開催されたG7エネルギー大臣会合には茂木経済産業大臣が出席しており、これだけでこの会合に出席することへのプレッシャーが倍増です。(^_^;)
 ・・・とは言え、行くと決まれば、できる限りの準備をし、最大限の結果を残せるように全力を尽くしてきました。

 今回の大臣会合のテーマは「持続可能なエネルギー安全保障」!議長国のドイツをはじめ、アメリカ、フランス、イギリス、カナダ、イタリアと出席閣僚等と議論を行ってきました。各国、それぞれエネルギーに関わる背景を持つ中で、日本のエネルギー政策を説明し、また、世界の中で日本が貢献できる部分は何か!様々な議論をしてきました。

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議論の結果、得られた共同声明のポイントは以下のとおりです。
(1) 安定的なエネルギーシステムを構築することで合意しました。そのためには、①LNGを含む天然ガス市場の透明性、流動性、競争力、②電力システムの安全保障と強靭性、③エネルギー分野のサイバーセキュリティ対策の3つの点の強化に協調して取り組むことで一致しました。

(2) ウクライナを含む脆弱な国々におけるエネルギー安全保障強化の取り組みへの支援を継続し、それらの国々におけるインフラやエネルギー効率向上のための投資を促進することで一致しました。

(3) 省エネがエネルギー安全保障を強化し、経済の競争力に貢献する鍵であることを強調しました。G7各国における省エネ施策を分析し、①情報共有のためのネットワークの構築推進、②省エネ機器に関するデータベースの構築の模索に取り組むことで一致しました。

(4) エネルギーミックス多様化のため、省エネ、再エネ、及びその他のベースロードとして機能する原発を含む国産資源をより活用することで一致しました。クリーンエネルギーに関するベストプラクティスの情報交換、洋上風力や二酸化炭素回収・利用・貯留(CCUS)等の革新的エネルギー技術の普及促進を支援することで一致しました。

また、各閣僚等との会談の概要は以下のとおりです。

(1) ドイツ ガブリエル 経済エネルギー大臣
天然ガスのセキュリティ向上や再生可能エネルギー政策について意見交換し、本年のG7の成果を来年の日本サミットに引き継いでいくことで一致しました。
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(2) カナダ ハミルトン 天然資源副大臣
LNGを含む天然ガス分野を中心に強固な関係をさらに発展させることで一致しました。
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(3) IEA ファン・デル・フーフェン 事務局長
我が国のエネルギーミックスや、LNGの緊急時対応について闊達な意見交換を行いました。
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(4) 米国 モニーツ エネルギー長官
原子力、LNG輸出、クリーンエネルギーなど、日米間の幅広いエネルギー協力の推進について意見交換を行いました。
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(5) 欧州委員会 カニェーテ 気候変動対策・エネルギー担当委員
両者幹部級のエネルギー政策対話を開催することで一致しました。
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 今回の『G7エネルギー大臣会合』も、実りある結果を残すことができました。
 発展途上国に対する石炭火力発電の高効率化支援、実効的な再エネの技術や大規模蓄電池の技術など、今後、世界の日本へのエネルギー分野での貢献への期待はさらに大きくなります。引き続き、世界の中で日本が責任あるエネルギー政策を進められるよう最善を尽くしてまいります。

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