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2019年10月23日 (水)

中部地方治水大会


こんばんは、岩井茂樹です。

本日のスタートは東京の党本部で開催された朝8時からの水産部会から!その後、午前中に議員会館にて御殿場市長からの要望を伺い、そのまま静岡へ!

新幹線に飛び乗り静岡市内で開催された「中部地方治水大会」に出席させていただきました。

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治水が専門の私にとってこの大会は大変重要で、その想いを来賓の挨拶の中で話させていただきました。

さて、これまでの人類の水の歴史は水の「足りなさ」と「多さ」との戦いだったと感じています。しかし、ここ数年、その状況は一変しました。

一昨年の九州北部豪雨、昨年の西日本豪雨、今年8月の佐賀県六角川の水害・・・そしてこのたびの台風19号の被害・・・激甚な水害が全国各地で毎年のように発生するようになりました。

先日の台風19号では静岡県でも被害を出し、関東地方や甲信地方、東北地方などでも記録的な大雨となり、甚大な被害をもたらしました。

まさに災害が今までとは異なる局面に入ったと感じています。地球温暖化による気候変動の影響が顕在化し、これまでに無い災害が発生しています。・・・新しい治水のあり方が求められているのかもしれません。

一方で台風19号の被害は広範囲で甚大な被害であったにも関わらず、国管理の河川においては決壊した堤防が12カ所ありましたが、わずか8日間で全ての仮堤防が完成しました。国交省の頑張りを感じます。

昔から「水を治めるものは、国を治める」と言われており、治水は政治の要です。

地元の狩野川では、昭和33年の狩野川台風から昨年61年を迎えました。当時、狩野川放水路は事業中だったため残念ながら稼働しませんでしたが、昭和40 年の完成以降は劇的に効果を発揮しています。・・・このたびの台風19号がこれを証明しました。

これは、災害を未然に防止する「事前防災対策」こそが重要であることの典型例だと痛感します。

また、狩野川では、鎌倉時代に流れを西に迂回させる「守山の開削」を行ったという記録あります。それ以降、先人たちが延々と河川改修を実施してきたストックの蓄積が現在の生活を支えています。

脈々と受け継がれてきたこの国土を、少しでもより良いものに改良して次の世代にバトンタッチしていくことは、今を生きている我々の責務だと思います。

皆さんに2つお願いがあります。治水には長期にわたる計画とその裏付けとなる財源が必要です。・・・治水の必要性を地域から大きな声で挙げて頂きたいのです。

そして、地方整備局の定員について・・・地域防災の要は国交省の地方整備局です。ここの人員が今、減らされ続けています。日々の河川管理・改修事業を着実に行うためにも、大災害が発生した際の対応を確実に行うためにも、強靱な地方整備局の体制確保は必要だと思います。是非、地方整備局の人員増員の声も地方からも挙げて頂ければ・・・。どうぞ宜しくお願い致します。

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