2015年10月 5日 (月)

ウクライナ・キエフ出張報告

おはようございます。岩井茂樹です。

9月30日(水)から10月3日(土)にかけて、ウクライナ・キエフを訪問し、「第二回 エネルギー・セキュリティーセミナー」に出席すると共に、政府要人との会談およびエネルギー関連施設の視察などを行いました。 その報告をさせていただきます。


1.第二回 エネルギー・セキュリティーセミナー   
 デムチシン・エネルギー石炭産業大臣及び角・在ウクライナ全権特命大使と共に、基調講演を行わせて頂きました。 日本として進めてきたエネルギー支援の一環であるエネルギー政策マスタープランがこの程完成したため、その成果の報告と引渡しを行ったとともに、石炭火力の高効率化などウクライナのエネルギー安全保障強化のために今後も継続してエネルギー支援に取り組むことを表明しました。セミナーの最後には協力関係の着実な進展と今後の協力推進を確認するための共同声明を発出することができました。
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(セミナーでの基調講演、マスタープラン引渡しおよび共同声明署名式)
2.ヤツェニーク首相との会談
 日本のさまざまな経済・財政支援が行われる中でエネルギー分野における協力関係が着実に進展していることを確認しました。ウクライナの中長期的な安全保障の強化、持続的な経済発展のためには、この分野での協力進展が重要であるとの双方認識のもと、日本として更なる支援を継続していくことを表明しました。また、石炭火力分野の協力について、個々の課題を協力して解決し、更に進めていくことで一致しました。
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ヤツェニーク首相との会談

3.デムチシン・エネルギー石炭産業大臣との会談
 この程完成したエネルギー政策マスタープランの引渡しなどエネルギー分野における日・ウクライナの協力関係が着実に進展していることを確認するとともに、マスタープランの次に続く支援や、石炭火力発電の高効率化の更なる協力進展に向けた方策について意見交換を行いました。  また、本年5月のG7エネルギー大臣会合及び6月のサミットでウクライナのエネルギー安全保障の強化に向けた支援を継続することでG7各国が一致したことを踏まえ、日本もウクライナの持続可能なエネルギーの将来に向け最大限の支援を継続していくことを改めて表明しました。
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デムチシン・エネルギー石炭産業大臣との会談

4.チェルノブイリ原子力発電所視察
 チェルノブイリ原子力発電所を視察し、事故後の管理体制や廃炉に向けた戦略策定、周辺生物・環境への影響可否などにつき関係者と意見交換をしました。チェルノブイリが事故後長年培った知見や蓄えたデータ・経験から日本が学ぶことは多く、今後ともこの分野での両国の協力関係を着実に進めていくことの重要性を確認できました。 以上が今回の出張報告の概要です。
Photo_5チェルノブイリ発電所関係者との意見交換会/チェルノブイリ原子力発電所4号機

 今後、発展が期待できるウクライナとの友好関係は、日本の国益に資するもだと強く感じました。引き続き、両国の関係深化のために頑張ってまいります!

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2015年5月19日 (火)

G7エネルギー大臣会合に出席!(報告版)

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おはようございます。岩井茂樹です。
 5月11日(月)から5月12日(火)の日程でドイツ・ハンブルグで開催された『G7エネルギー大臣会合』に出席してきました。
 この”エネルギー大臣会合”・・・過去の経産省からの出席者を調べてみると・・・、2008年に日本で開催されたG8エネルギー大臣会合には甘利経済産業大臣が、2009年にローマで開催されたG8エネルギー大臣会合には、二階経済産業大臣が、そして2014年にイタリアで開催されたG7エネルギー大臣会合には茂木経済産業大臣が出席しており、これだけでこの会合に出席することへのプレッシャーが倍増です。(^_^;)
 ・・・とは言え、行くと決まれば、できる限りの準備をし、最大限の結果を残せるように全力を尽くしてきました。

 今回の大臣会合のテーマは「持続可能なエネルギー安全保障」!議長国のドイツをはじめ、アメリカ、フランス、イギリス、カナダ、イタリアと出席閣僚等と議論を行ってきました。各国、それぞれエネルギーに関わる背景を持つ中で、日本のエネルギー政策を説明し、また、世界の中で日本が貢献できる部分は何か!様々な議論をしてきました。

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議論の結果、得られた共同声明のポイントは以下のとおりです。
(1) 安定的なエネルギーシステムを構築することで合意しました。そのためには、①LNGを含む天然ガス市場の透明性、流動性、競争力、②電力システムの安全保障と強靭性、③エネルギー分野のサイバーセキュリティ対策の3つの点の強化に協調して取り組むことで一致しました。

(2) ウクライナを含む脆弱な国々におけるエネルギー安全保障強化の取り組みへの支援を継続し、それらの国々におけるインフラやエネルギー効率向上のための投資を促進することで一致しました。

(3) 省エネがエネルギー安全保障を強化し、経済の競争力に貢献する鍵であることを強調しました。G7各国における省エネ施策を分析し、①情報共有のためのネットワークの構築推進、②省エネ機器に関するデータベースの構築の模索に取り組むことで一致しました。

(4) エネルギーミックス多様化のため、省エネ、再エネ、及びその他のベースロードとして機能する原発を含む国産資源をより活用することで一致しました。クリーンエネルギーに関するベストプラクティスの情報交換、洋上風力や二酸化炭素回収・利用・貯留(CCUS)等の革新的エネルギー技術の普及促進を支援することで一致しました。

また、各閣僚等との会談の概要は以下のとおりです。

(1) ドイツ ガブリエル 経済エネルギー大臣
天然ガスのセキュリティ向上や再生可能エネルギー政策について意見交換し、本年のG7の成果を来年の日本サミットに引き継いでいくことで一致しました。
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(2) カナダ ハミルトン 天然資源副大臣
LNGを含む天然ガス分野を中心に強固な関係をさらに発展させることで一致しました。
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(3) IEA ファン・デル・フーフェン 事務局長
我が国のエネルギーミックスや、LNGの緊急時対応について闊達な意見交換を行いました。
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(4) 米国 モニーツ エネルギー長官
原子力、LNG輸出、クリーンエネルギーなど、日米間の幅広いエネルギー協力の推進について意見交換を行いました。
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(5) 欧州委員会 カニェーテ 気候変動対策・エネルギー担当委員
両者幹部級のエネルギー政策対話を開催することで一致しました。
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 今回の『G7エネルギー大臣会合』も、実りある結果を残すことができました。
 発展途上国に対する石炭火力発電の高効率化支援、実効的な再エネの技術や大規模蓄電池の技術など、今後、世界の日本へのエネルギー分野での貢献への期待はさらに大きくなります。引き続き、世界の中で日本が責任あるエネルギー政策を進められるよう最善を尽くしてまいります。

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2014年8月28日 (木)

『鳥獣捕獲緊急対策議員連盟』の総会・・・出席してきました。

こんばんは、岩井茂樹です。
本日出席した『鳥獣捕獲緊急対策議員連盟』の総会についてご報告!
議題は三つ!
①銃刀法改正について
②鳥獣関係の概算要求について
③狩猟税について
環境省、総務省、警察庁、文部科学省、経済産業省、厚生労働省、防衛省の各省庁に加え、参議院法制局が出席し行われました。
※銃刀法改正についての猟友会さんからの要望についての政府対応(案)は以下のとおりです。

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2014年7月17日 (木)

伊豆縦貫自動車道への想い

こんにちは、岩井茂樹です。
伊豆縦貫自動車道に関して少し書きます。

《はじめに》
伊豆縦貫自動車道にかかわる「合同促進大会」が東京にて開催されました。

出席された皆さんの多くは存じ上げる皆さんでしたが、ご参集いただいた皆さんの顔ぶれを拝見し、あらためて伊豆縦貫自動車道は地域の皆さんにとって悲願であり、一日も早く完成にこぎ着けなくてはならない事業だと痛感しました。

《道路がもたらす絶大な効果》
二年前の2012年4月14日、新東名高速道路が御殿場JCT~三ヶ日JCT間が開通し、そして今年の2月11日、東駿河湾環状道路の三島塚原IC~函南塚本IC間が開通しました。

完成した道路の効果は絶大で渋滞の解消や観光振興への効果など規模も大きくまた、多様な効果をもたらしています。

《人口減少と道路整備》
一方、様々な課題もあります。
先日、参議院自民党の政策審議会の中で人口減少について警鐘を鳴らした、元、岩手県知事で野村総研顧問の増田寛也(ますだひろや)さんに講演をしていただきました。

2040年には全国の896の自治体が消滅の危機にあるというちょっとショッキングな内容でしたが、このまま何も手を打たず放っておけば私達の地域もそうなりかねないと考えています。これを打開するためにも、道路は必要ですし、道路ができることにより必ず、地域は豊かになる!と思います。

伊豆半島という身体に伊豆縦貫という血管を通すことにより、必ず伊豆地域は再生できると確信しています。

《ウサギと亀!?》
第四次全国総合開発計画(四全総)によって計画された新東名高速道路(静岡区間)は一昨年に開通しました。同じ時期に計画された伊豆縦貫自動車道はまだ完成までに長い道のりがあります…。

他にも、地域の皆さんの情熱と比較して伊豆縦貫の事業がなかなか進まない事が伺えます。

例えば首都圏の他の半島と比較してみると…、房総半島の館山自動車道で開通率95%、三浦半島の横浜横須賀道路で開通率100%に対して、今年の2/11、塚原ICから塚本ICが開通した段階で30%と遅れた状態です。

それに反して、伊豆のへの観光客数は年間4千万人、宿泊客は1千万人で、房総の2倍、三浦の10倍に及びます。なぜ、観光客数が多いのにも関わらず伊豆のインフラ整備が遅れているのか!?考え無ければならない課題は山積しています。
童話の『ウサギとカメ』とは状況が異なりますが、“油断”すること無く伊豆縦貫自動車道の完成に向けて一歩一歩、歩みを進めなくてはなりません。

《おわりに》
伊豆地域の悲願である〝伊豆縦貫自動車道〟の一日も早い完成を!そして、静岡県の弱点である南北方向の道である、西部地区の〝三遠南信自動車道〟、中部地区の〝中部横断自動車道〟の開通目指し気合い入れてまいります!

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(写真は来賓の挨拶をさせていただく岩井茂樹です!気合い入っております!)

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2014年7月 8日 (火)

狩野川の治水に関する要望活動を地域の皆さんと…

こんばんは、岩井茂樹です。
本日は狩野川の治水に関する要望活動を地域の皆さんと…。
最近の豪雨災害はその頻度は増え被害も大きくなる傾向にあります。地元の安全・安心を守る為に地域の皆さんの声を国政にしっかり届けます!
函南観音川が大場川に合流する函南町間宮地区をはじめとする大場川左 岸下流の地域は、局地的な集中豪雨等により、平成 10 年以降でも 4 回の浸水被害が発生していました。昨年、国交省にもお願いしていた〝観音川排水機場の増設工事〟が完了し、さらに洪水の危険性が低減しました。このような取り組みを一つひとつ積み上げることが重要だと思っています。これからも頑張ります!
(写真は右上から、要望対応をしていただいた中原八一国土交通大臣政務官、国交省の徳山日出男技監そして脇雅史参議院自民党幹事長です)
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2014年7月 7日 (月)

選挙の応援で〝近江国(おうみのくに)〟へ!

おはようございます!岩井茂樹です。
ただいま、東京駅です。今から新幹線で〝近江国(おうみのくに)〟に向かいます。選挙の応援です!

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2014年6月20日 (金)

参議院議員 宇都隆史君を励ます会に出席

こんばんは、岩井茂樹です。 本日、東京の明治記念館で『参議院議員 宇都隆史君を励ます会』が開催されました。

宇都さんとは当選以来、家族ぐるみでお付き合いさせていただいており、私も当然本日の会に参加させていただきました。石破幹事長をはじめ小野寺防衛大臣を含む大臣が数名参加されたいへん盛大な会となりました。


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(写真は登壇されている、宇都さんを応援する自衛官出身の地方議員の皆さんです。よ~くご覧ください!御殿場の和田篤夫県議も登壇されておりました。いや~、やっぱり地元の県議がいらっしゃると嬉しいものですね!)

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2014年6月19日 (木)

2040年には全国の896の自治体が消滅の危機に…!

こんばんは、岩井茂樹です。

2040年には全国の896の自治体が消滅の危機にあると提言を出した日本創世会議の増田寛也さん・・・。先日、参議院自民党の政策審議会で講師として話を伺いました。多くの示唆に富む有意義な話を伺うことができました。静岡の人口減少対策のヒントになると実感しています。ちなみに…増田さん…私の高校の先輩であります。

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2014年6月13日 (金)

議題は 『我国の農業のあり方について』!

こんばんは、岩井茂樹です。
本日は幹事長室の仕事を終え、 今国会で可決成立した『品格法の一部改正法案』の関係で全国建設コンサルタント業協会連合会の会合にお招きいただき挨拶をした後、静岡に向かい三島駅で下車し、伊豆市に行っていました。
さてさて、自宅に帰ってきましたので、落ち着いて今週開催された〝政策審議会〟の写真をUPします。
この日の議題は 『我国の農業のあり方について』で、林芳正 農林水産大臣を始め、この度の農業改革の議論の中心になった方々をお招きし、説明の後に質疑応答を行いました。
様々なご意見をいただきましたが、農業の確かな将来像を築き上げる為に今後もしっかりした議論が必要だと思います。

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(写真は林農林水産大臣と隣で司会をする岩井茂樹です。)

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2014年6月11日 (水)

静岡市、毎年恒例の…。

こんにちは、岩井茂樹です。
今朝は8:00から毎年恒例の静岡市の平成27年度「国に対する提案・要望事項の説明会」が東京で行われ、私も参加してまいりました。
静岡市の要望を直接うかがえる、たいへん良い機会!これからもこのような機会を増やしていただければ・・・と思います。
写真は挨拶をする田辺静岡市長と下段写真の奥に見えるのは一緒に会議に参加された望月義夫先生と上川陽子先生です。

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